塗布具つき容器:化粧の便利さを追求
コスメが上手くなりたい
『塗布具つき容器』って、ネイルやマスカラだけじゃなくて、他にも種類があるんですか?
コスメ研究家
はい、そうですよ。ネイルエナメル容器やマスカラ容器以外にも、チップオンタイプ容器やスポンジつき容器などがあります。
コスメが上手くなりたい
チップオンタイプ容器ってどんなものですか?
コスメ研究家
アイシャドウなどで使われる容器で、棒状容器の先端にチップがついていて、容器を回すとチップに化粧料がついて、肌に塗布できるようになっています。
塗布具つき容器とは。
『塗布具つき容器』とは、肌などに直接塗るための道具がついた容器のことです。代表的なものとして、爪に塗るマニキュア容器やまつ毛に塗るマスカラ容器、またスポンジがついた容器などがあり、使う場所や目的によって様々な形をしています。マニキュア容器は、小さな口のついた瓶と蓋からできています。蓋と一体化した、あるいは蓋に差し込まれた棒の先には、ナイロンなどの繊維でできた筆がついています。この筆を使って爪に塗ることができ、使いやすさは主に繊維の長さや太さ、量で調整されます。マスカラ容器は、マスカラやアイライナーなどに円筒形の容器が使われます。ねじ式の蓋の構造で、蓋には棒が固定され、棒の先には筆やチップなどの塗る道具がついています。また、道具にちょうど良い量の化粧料がつくように、容器の口には「しごき」と呼ばれる部品がついています。材質はプラスチックや金属、あるいはその両方で、しごきにはゴムやポリエチレンがよく使われます。チップオンタイプの容器は主にアイシャドーなどに使われます。棒状の容器の蓋に棒が固定され、その先にポリウレタンなどの穴の多い素材でできたチップがついています。チップにはばねなどで化粧料が押しつけられていて、容器を軽く回すとチップに化粧料がついて、肌に塗ることができます。スポンジつき容器は、小さな口のついた瓶の口に、ポリウレタンなどの穴の多い素材や布を固定した中栓がついた容器です。容器を軽く押すと、この素材を通して液状の化粧料がちょうど良い量、中栓の表面に出てきます。化粧料としては、液状のファンデーションやデオドラントローションなどに使われます。
多様な塗布具つき容器
化粧をする時に、指を使わずに肌に直接塗れる便利な入れ物があります。これらは塗布具付き容器と呼ばれ、様々な種類があります。その形や材料は、化粧品の性質や使いやすさに合わせて工夫されています。どのような化粧をするか、どの場所に塗るかによって、実に多くの種類があります。
代表的なものとしては、爪に色を塗るための入れ物があります。これは、蓋に小さな筆がついており、手軽に爪を彩ることができます。筆の太さや材質も、滑らかに塗れるように、またムラなく発色するように考えられています。
次に、まつ毛を美しく見せるための容器があります。これは、蓋に小さなブラシがついていて、まつ毛一本一本に液を塗布することができます。ブラシの形や毛の硬さによって、まつ毛を長く見せたり、ボリュームアップさせたりと、様々な効果を出すことができます。液がダマにならないように、ブラシの設計には特に工夫が凝らされています。
また、肌の調子を整えるための化粧品を入れる容器の中には、柔らかいスポンジが付いているものもあります。これは、肌に均一に塗布しやすく、ムラなく仕上げるのに役立ちます。スポンジのきめ細かさや弾力は、化粧品の仕上がりを左右する重要な要素です。
このように、塗布具付き容器は、化粧をより美しく、手軽に仕上げるための、なくてはならないものとなっています。それぞれの化粧品に適した塗布具が選ばれ、より効果的に、そして使いやすく設計されているのです。容器の形や大きさも、持ち運びやすさや使いやすさを考慮して作られています。塗布具付き容器は、ただ化粧品を入れるだけでなく、化粧の仕上がりを左右する重要な役割を担っていると言えるでしょう。
化粧品の種類 | 塗布具 | 特徴 |
---|---|---|
爪化粧料 (マニキュアなど) | 筆 | 筆の太さや材質により、滑らかさや発色を調整 |
まつ毛化粧料 (マスカラなど) | ブラシ | ブラシの形や毛の硬さにより、ロング効果やボリューム効果を出す |
肌化粧料 (ファンデーションなど) | スポンジ | スポンジのきめ細かさや弾力により、仕上がりが均一になる |
ネイルエナメル容器の特徴
つめを彩るための液体を、指先に塗るための小さな容器には、様々な工夫が凝らされています。まず、容器本体は小さな口を持つ瓶の形をしています。これは、液体がこぼれたり、蒸発したりするのを防ぐとともに、持ち運びにも便利な形です。そして、この容器には液体を塗るための筆がついた蓋が付属しています。
蓋には軸が取り付けられており、その先には筆がついています。この筆は、主にナイロンなどの細い繊維を束ねて作られています。筆を使うことで、つめの形に沿って液体を薄く均一に塗ることができます。
筆の毛の長さや太さ、量によって、仕上がりが大きく変わります。例えば、毛が短く細い筆は、つめの端や細かい模様を描くのに適しています。一方、毛が長く量が多い筆は、一度に広い面を塗ることができます。そのため、自分のつめの形や描く模様に合わせて筆を選ぶことが大切です。
また、筆の素材も仕上がりに影響を与えます。滑らかに塗ることができるように、様々な素材の筆が開発されています。例えば、コシのある素材は液体を均一に伸ばすのに適しており、柔らかい素材は繊細なタッチを実現します。
容器の素材にも注目してみましょう。ガラス製の容器は高級感があり、液体の状態を確認しやすいという利点があります。プラスチック製の容器は軽く、割れにくいという利点があります。このように、つめを彩るための液体の容器は、使う人の使い勝手や液体の特性に合わせて、様々な素材や形状が採用されています。細部までこだわって作られた小さな容器は、指先のおしゃれをより美しく彩るための、なくてはならない道具と言えるでしょう。
項目 | 詳細 |
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容器本体 |
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蓋 |
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筆 |
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容器の素材 |
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マスカラ容器の仕組み
まつ毛を彩る化粧品、マスカラ。その容器は一見単純に見えますが、美しい仕上がりを実現するために緻密に設計されています。
まず、マスカラ液を収める容器は、円筒状の形をしています。これは、持ちやすく、携帯にも便利な形です。そして、この円筒状の容器には、ねじ込み式の蓋が取り付けられています。この蓋には、中心に軸が通っており、その軸の先端にブラシが付いています。このブラシが、まつ毛にマスカラ液を塗布するための大切な道具です。
容器の口元には、「しごき」と呼ばれる重要な部品があります。しごきは、ゴムやポリエチレンなどの弾力性のある素材で作られています。ブラシが容器から引き抜かれる際に、このしごき部分を通過することで、ブラシに付着するマスカラ液の量が調整されます。
もし、しごきが無かったら、ブラシには多すぎる量のマスカラ液が付いてしまいます。すると、まつ毛に塗布した際に、ダマになったり、瞼に液が付いてしまったりと、美しい仕上がりを妨げる原因となります。反対にしごきがきつすぎると、ブラシに液がほとんど付かず、重ね塗りを何度も繰り返す必要が生じ、仕上がりが薄くなってしまいます。
しごきは、適度な量のマスカラ液をブラシに供給することで、ダマなく、ムラなく、美しく仕上がるよう計算されています。この小さな部品が、美しいまつ毛を作り出す上で、大きな役割を担っているのです。マスカラを使う際には、この「しごき」の働きに改めて注目してみると、より一層、その緻密な設計に感心するでしょう。
チップオンタイプ容器の利点
指で触れずに使える清潔さが、チップオンタイプ容器の大きな魅力です。アイシャドウのような、粉状の化粧品を直接指で触ると、雑菌が繁殖する原因となることがあります。その点、チップオンタイプ容器なら、チップで化粧品を取るため、指で触れる必要がありません。容器を軽く回すだけで適量の化粧品がチップに付着するので、清潔さを保ちながら使うことができます。
チップの種類が豊富なのも、この容器の利点です。チップの素材には、よく染み込むものや、表面が滑らかなものなど、様々な種類があります。また、形も様々で、丸みを帯びたものや、先が尖ったものなど、用途に合わせて選ぶことができます。例えば、目のキワにアイラインのように細く色をのせたい場合は、先端が細いチップを使えば、思い通りの線が描けます。まぶた全体に広く色を広げたい場合は、平たいチップを使えば、ムラなく塗ることができます。チップの素材や形を変えることで、同じ化粧品でも様々な仕上がりを楽しむことができます。
携帯にも便利です。コンパクトな容器なので、化粧ポーチに入れて持ち歩くのに便利です。蓋がしっかりと閉まるので、中身がこぼれる心配もありません。外出先でも手軽に化粧直しができるので、いつでも美しい仕上がりを保つことができます。特に、粉状の化粧品は、持ち運び中に割れたり、粉が飛び散ったりすることがありますが、チップオンタイプ容器なら、そのような心配もありません。
このように、チップオンタイプ容器は、衛生的で使いやすく、持ち運びにも便利なので、様々な化粧品に活用されています。自分に合ったチップの素材や形を見つけることで、化粧の幅も広がるでしょう。
メリット | 説明 |
---|---|
清潔さ | 指で触れずにチップで化粧品を取れるため、雑菌の繁殖を防ぐ。容器を回すだけで適量の化粧品がチップに付着。 |
チップの種類が豊富 | 素材(染み込みやすい、表面が滑らか)、形状(丸みを帯びた、先が尖った)など様々な種類があり、用途に合わせて選べる。 |
携帯に便利 | コンパクトな容器で持ち運びやすく、蓋がしっかり閉まるので中身がこぼれる心配がない。外出先での化粧直しにも便利。 |
スポンジつき容器の使い方
柔らかな肌触りで化粧料を塗布できる、便利な容器に詰め替え式の化粧料が増えてきましたね。その容器の先端に、小さな穴のたくさん開いた、ふわふわと弾力のあるものや、きめ細やかな布地が付いているものを見たことはありませんか?これは、スポンジ付き容器と呼ばれるものです。
この容器は、押し出すことで、中の化粧液を適量供給するように作られています。容器本体は細い口を持つボトルで、その口元には、ポリウレタンのような、小さな穴がたくさん開いた素材、もしくはきめ細やかな布地が取り付けられています。この部分を軽く押すと、中の化粧液がスポンジや布にしみ出し、ちょうど良い量を肌に塗布できるのです。この容器は、主に液状の化粧料を入れるために使われます。とろりとした液状のファンデーションや、さらさらとした化粧水のようなものを入れるのに適しています。
スポンジ付き容器の最大の利点は、化粧料を肌に均一に塗布できることです。指で直接塗るのに比べて、ムラなく、自然な仕上がりになります。これは、スポンジや布地が化粧料を一度吸収し、肌に優しく広げてくれるおかげです。また、スポンジ部分を洗って繰り返し使えるという点も魅力です。洗って清潔に保つことで、長く使うことができます。また、中にはスポンジ部分を交換できるタイプもあります。常に清潔な状態を保ちたい、衛生面に特に気を遣っているという方におすすめです。この容器を使うことで、手軽に、美しく化粧をすることができます。毎日の化粧の時間を、より快適なものにしてくれるでしょう。
特徴 | 詳細 |
---|---|
容器の形状 | 細い口を持つボトルに、小さな穴の開いたスポンジまたはきめ細やかな布地が付いている |
使用方法 | スポンジ/布地部分を軽く押すと、化粧液がしみ出す |
適した化粧料 | 液状のファンデーション、化粧水など |
利点 | 化粧料を均一に塗布できる、スポンジ/布地部分を洗って繰り返し使える(交換可能なタイプもある) |