みつろう

むだ毛の処理方法はさまざまありますが、その中でも脱毛剤は、毛を根元から抜き去ることで、比較的長い期間すべすべ肌を保つことができるのが特徴です。法律では雑貨として扱われます。毛抜きやワックス、家庭用脱毛器なども脱毛剤の一種と考えてよいでしょう。脱毛剤を使う最大の利点は、毛根から処理するため、再び毛が生えてくるまでの期間が長いことです。カミソリで剃るよりもずっと長く、美しい肌の状態を保てます。また、使い続けることで毛が細くなったり、生える速度が遅くなったりする効果も期待できます。 一方で、脱毛剤を使う際には痛みを伴うことがあります。特に毛が太い部分や、肌が敏感な部分では、強い痛みを感じる人もいるでしょう。また、毛を抜く際に皮膚への負担も少なからずあります。誤った使い方をすると、毛穴に炎症を起こしたり、埋もれ毛の原因となったりすることもあります。そのため、使用する際は説明書をよく読み、自分の肌質に合った脱毛剤を選び、正しく使うことが大切です。 似たような商品に除毛剤がありますが、これは皮膚の表面に出ている毛を薬剤で溶かして処理する方法で、法律では医薬部外品に分類されます。除毛剤は痛みは少ないものの、毛根は残ったままなので、再び毛が生えるのが早く、頻繁に処理する必要が出てきます。また、薬剤を使うため、肌への刺激が強く、かぶれなどを起こす可能性も考慮しなければいけません。 脱毛剤と除毛剤は、仕組みも効果の持続期間も違います。自分の肌の状態や毛の質、どのくらいの期間効果を持続させたいかなどをよく考えて、自分に合った方法を選びましょう。初めて使う場合は、特に慎重に、パッチテストなどを行い、肌に合うかどうかを確認することが大切です。