
ヘアスタイリング剤の種類と選び方
整髪料は、大きく分けて髪型を固定するものと、髪の手入れをするものの二種類に分けられます。固定するものは、さらに種類が細かく分かれており、それぞれ特徴があります。
まず、霧状に吹き付けるものは、ふんわりと仕上げたい時や、全体の形をキープしたい時に向いています。固定力は商品によって異なり、軽く固定するものから、しっかり固めるものまで様々です。次に、ジェル状のものは、濡れたような見た目を作るのに優れています。髪の毛一本一本をまとめる力も高く、動きのある髪型を作る時にも便利です。ワックスは、髪に動きや束感を出したい時に使われます。固さや伸びやすさ、ツヤの有無など、商品によって様々な種類があります。これらの他にも、髪に塗って揉み込むことでボリュームを抑えるものや、部分的に使用して毛流れを整えるものなど、様々なものがあります。
髪の手入れをするものは、髪にツヤや潤いを与え、指通りを良くする効果があります。代表的なものに、油分を多く含んだものや、乳液状のものがあります。油分を多く含んだものは、乾燥した髪に潤いを与え、ツヤを出したい時に効果的です。少量を手のひらに伸ばし、毛先を中心になじませるように使うのがおすすめです。乳液状のものは、髪に水分と油分を補給し、滑らかに整えます。タオルドライした髪に塗布することで、ドライヤーの熱から髪を守り、乾燥を防ぐ効果も期待できます。最近では、髪型を固定する効果と手入れをする効果の両方を兼ね備えたものも販売されています。自分の髪質や髪型、そしてどのような仕上がりにしたいかを考え、最適な整髪料を選びましょう。
例えば、細い髪の人は、重くなりすぎない軽い仕上がりのものを選ぶと良いでしょう。逆に、太くて硬い髪の人は、しっかりと固定してくれるものを使うのがおすすめです。くせ毛の人は、くせを抑える効果のあるものを使うと、まとまりやすくなります。また、髪が傷んでいる人は、手入れをする効果の高いものを選ぶと良いでしょう。色々な整髪料を試して、自分にぴったりのものを見つけてください。